クラスメソッド入社前といまを振り返ってみた
明けましておめでとうございます。
年が明け、クラスメソッドの一員になって半年がすぎました。
半年前は「これまでの延長線だ」と考えていましたが、振り返ってみると「まったく新しい挑戦をしている」と感じています。
このエントリは明日からの始業を前に改めてこの半年を振り返るポエムです。
半年前までの私
JOINしましたブログにも書いたようにインターネットの仕事をおよそ20年間やってきました。 その大部分はB2Cの自社サービスで、常に「なかのひと」として私がいました。
インターネットの仕事をはじめて8年目の2007年にフリーランスになりました。 ちょうどWordPressが日本でも知られるようになったころで「御社のコーポレートサイトを格安で構築します」という事業を食っていくためにはじめました。 レンタルサーバー契約、ドメイン取得、WordPressでサイト構築、コンテンツの流し込み、運用保守、経営者のデジタルお悩み相談という稼業でしたが、いま考えてみるとかなりいい加減で失礼な仕事だったと反省しています。 自分のプロダクトを作ってきたという勘違いに基づくプライドがあり常に自分視点でした。 お客さまのことを親身に考えられていない事業は長く続かないものです。
その10年後、前職でグループ企業のお客さまのネイティブアプリの受託開発に携わっていました。 B2C自社サービスをやってきた会社だったので受託開発は新規事業でもありました。 ネイティブアプリ構築は長年の実績で得意だったものの受託開発のノウハウは社内に知見がないなか取り組んでいました。 さまざまな苦労や困難はありましたがお客さまのサービスを作ることの喜びを感じられるようになってきました。 しかし事業方針の転換によって受託開発契約は終了となりました。 ポカっと心が空きつつもまだやりたい気持ちも捨てきれずクラスメソッド入社に至りました。
この20年間、スタートアップ、ベンチャー、大企業の関連会社、自ら起業など、様々な環境で仕事をしてきましたが、クラスメソッドはそれらフツーの会社とはまったく違いました。
クラスメソッドのフツーじゃないところ
ニューノーマルへの自然な対応
私の仕事の98%は埼玉県川越市の自宅書斎からのオンラインでした。 ニューノーマルの勤務スタイルであるWFHへの対応は非常に自然でついには社員がどんどん地方移住をはじめていたりします。 一人一人が主体性(リーダーシップ)を持ち、社員同士、顧客との関係、ともに携わる者同士の対等なパートナーシップを築けているので全然問題ないのです。 クラスメソッドには家族との時間が増やすこと、自ら研鑽を積むこと、新しい環境へに対応することへの後押しには感謝しかありません。
ダイバーシティの浸透
私は4月で50歳になります。 そんなインターネット老人会でも若い社員と対等に接してもらえ臆することなくフィードバックをくれます。 社内では人種、国籍、性別などさまざまなダイバーシティ啓蒙と実践の取り組みがありますが、この年齢のダイバーシティこそここの心地よさの大きな要因です。 私よりも年上の社員が他にもいますが、年齢に関係なくそれぞれの強みを生かすフラットな関係が実に心地よいのです。
技術オリエンテッドを支える学習熱
クラスメソッドの強さの根源の一つは技術的知見へのあくなき追求です。 プロフェッショナルとして日頃の業務に励むのはもちろんのこと常に学ぶことをを怠ることがありません。 そのアウトプットとしての情報発信はこのDevelopers.ioでも知られていますが、社内Slackや社内Notionでもあふれています。
「私も負けてられない」とのことで、実は昨年からとある技術領域で仕込んでいます。 追ってお披露目していきます。
クラスメソッドはコミュニティ
クラスメソッドにはClassmethod Leadership Principle (CLP) というものがあります。 社訓とか社是とかビジョンとかとはまた違うものです。
- リーダーシップ
- パートナーシップ
- ダイバーシティ
- プロフェッショナル
- 感謝
- 顧客視点
- フィードバック
- 情報発信
- やってみる
- 楽しむ
これが文化として浸透し実践できる環境があります。
クラスメソッドは「会社」の枠を超えた「コミュニティ」なんだと思います。
コロナ、居住地、年齢なんて関係なく、つねに成長できる環境があり、成長できないと生き残れない現実を支援してくれる仲間がいます。 また仲間同士がお互いの人生を尊重しています。 「家族のような」という表現がありますが、この半年でまるで家族のような空気を何度も目にしました。 ホントに家族なのかもしれません。
いまの私
この半年間ずっとCX事業本部でLINE事業にPdMとしてたずさわっています。
LINEといえば日本国民が最も利用しているサービスであり人と人とのコミュニケーションに不可欠な存在になりました。 前身のNAVERでサービス企画業務をやっていた私にとってのLINEは驚きと羨望そしてほんの少しの嫉妬する存在でもあります。
一方で企業がLINEを活用することについては少し疑問でした。 いったいどれだけの意味や価値があるのかまったくわからなかったのですが、実際にたずさわることになって目からウロコが落ちました。 顧客視点に立てるようになって初めて見える景色がありました。
これまでの私であれば、Webサービスとネイティブアプリを提案してきました。 いまの私は、LINE公式アカウントとLINEミニアプリを提案しています。 LINEについては追って書いていきます。
この業界でこの年齢のジェネラリストになると、新しい視点を得て、新しい技術を学び、新しい挑戦をすることはなかなかできません。 それがクラスメソッドではそれができています。
最後に
先日前職の仲間とオンライン忘年会を開きました。 ここに書いたことは近況報告でしゃべったことでもあります。
ちょっとフツーじゃないクラスメソッドのコミュニティ。 もし興味がありましたら個人的にでもご連絡ください。
いっしょにやってみるを楽しみましょう!